引越し予定日から1ヶ月を切ってくると、本格的な荷造りの準備が始まってきます。そして、荷造りをスタートするためには、まず荷物を梱包するための資材が無くてはいけません。
また、引越しの梱包資材と聞くと、ダンボールだけを用意すればOKと考えがちですが、実は他にも必要な物やあると便利なアイテムは、他にもたくさんあります。
そこでこちらの記事ではそれらをまとめて紹介します。これから準備をされる方は参考のために、もし、すでに梱包資材を用意している方は、漏れ・抜けが無いかを一度チェックしてみてくださいね。
引越しで使う梱包資材とその役割
1.ダンボール
荷物を詰め込むためのダンボールです。これが無くては荷造りが進みませんからね。
なお、業者へ引越しを依頼する場合には、無料でもらうことができるケースがほとんどですので、必要な数を事前に営業担当者さんに伝えておきましょう。
また、無料と聞くと気を使って遠慮する方もいるかもしれませんが、実は想定されるダンボールの代金は、行者の見積もり料金にちゃんと含まれています。ですから、無料だからと気を使わずに必要な分をお願いした方が良いです。
2.ガムテープ
荷造りようのダンボールの補強と、フタを閉じるために使います。ガムテープには紙タイプと布タイプの2種類がありますが、ハサミを使わずに手で簡単に切ることができる布タイプがおすすめです。
それに紙タイプの場合には、はがすときに汚くなりやすいというデメリットもあります。
なお、業者によってはガムテープを無料でくれるケースもありますので、もしもらっていない場合には、念のために『ガムテープはサービスでもらえないんですか?』と確認してみましょう。
3.荷造り用のひも
荷造り中に出てくる雑誌やダンボールゴミなどを縛るときにあると便利なのが、荷造り用のひもです。また、人形などをケースに入れている場合には、そのケースのフタが開かないように周囲をくくる際にも使えます。
なお、荷造りの用のヒモは細いタイプと太いタイプの2種類を用意していた方が、用途や縛る物によって使い分けができるので便利です。
4.油性マジック
引越し業者からもらったダンボールには、『何を詰めたか(品名)、割れ物かどうか、新居で置く場所、通し番号』の4つの項目を書くためのスペースが設けられています。その欄を記入するための油性マジックを用意しおきましょう。
ダンボール1つ1つに、何が入っているかを記入していくかは面倒な作業です。しかし、それをしないでいると、作業員の方がダンボールをどこに運べば良いかが分からなくなるため、作業スピードが遅くなります。また、引越し後の後片付けもスムーズに進められません。
ですので、油性マジックは準備に取り組む人の人数分を用意して、ダンボールへの記入漏れは無いようにしてください。
5.荷札
業者からダンボールをもらう人は必要ありませんが、自分でダンボールを用意する場合には、どこに何があるかがわかる荷札を作っておくと便利です。
なお、荷札に記入する項目は下記の4つの項目で良いでしょう。
- 通し番号
- 品名
- 割れ物の有・無
- 新居で設置する場所
また、荷札のサンプルを当方で制作してみましたので、よろしければそちらをご活用ください。荷札を貼りつけるのは、先ほど紹介したガムテープを活用しましょう。
荷札のサンプルはこちら
※ PDF形式のファイルになっています
6.はさみ・カッター
一度閉じたダンボールを開封したり、荷造り用のヒモを切るときに便利なのがハサミやカッターです。なお、カッターを活用する場合には、手を切ることがないように注意して使用するようにしてくださいね。
作業中に手を切り、救急車を呼ぶようなことになっては、準備どころではなくなってしまいますからね。それから、はさみやカッターは荷ほどきの際にも使いますので、あらかじめ人数分用意しておくと便利です。
7.工具
大型家具を自分で解体・組立しなくてはいけない場合は、ドライバー・ペンチ・かなづちなどの工具は一式用意しておきましょう。
ただし、それらの作業を引越し業者が行ってくれる場合には、引越し準備で工具類を使わない可能性が高いです。そのため、工具については、各自のケースに応じて用意するかどうかを判断してください。
8.軍手
軍手をはめずに荷造り作業を行うと、ダンボールや雑誌の角で手を切る可能性が高いです。また、素手を使って荷造りひもをしばっていると、手が非常に痛くなるため、痛み対策のためにも軍手はおすすめできます。
それから、軍手を買う際には『すべり度めのイボイボ』が付いているものを選ぶようにしてください。何も付いていないタイプの物だと、ダンボールを運んでいる途中で滑って落としてしまう可能性がありますので。
9.新聞紙
食器を包むときや、荷物のすきまを埋める緩衝材として便利に使えるのが新聞紙です。あると便利に使えるアイテムなので、引越しが決まったら、少しずつ確保しておくことをおすすめします。
10.エアキャップ(プチプチ、エアパッキン)
小さい家電製品を保護するときにおすすめなのが『エアキャップ』です。プチプチやエアパッキンともよばれている、ビニルで出来た緩衝材ですね。
さすがに家電製品を新聞紙だけで包むのは、耐衝撃性の面でおすすめできませんので、それらについてはエアキャップを活用して梱包をするようにしましょう。
なお、業者によっては小型の電化製品(DVDレコーダーやCDプレイヤーなど)を、こちらが梱包しなくても運んでくれるケースがありますので、梱包した方が良いかどうかは事前に確認するようにしてください。
11.ボロ布(古いタオルや毛布)
業者に作業を依頼する場合には必要ありませんが、自分で作業を行う場合には、家具や家電製品を保護するためのカバーとして、古いタオルや毛布があれば便利に使えます。
12.ビニル袋
処分するゴミを収納するためや、細かな荷物を入れておくのに便利なのがビニル袋です。大きさについては、大小の2種類を用意しておけば良いでしょう。
13.紙袋
ダンボールに入れ忘れた小物を入れるために、紙袋もいくつか用意しておきましょう。また、小物類をまとめるための小さいビニル袋や輪ゴムを、あらかじめ紙袋に入れておくと便利です。
以上が引越しで必要な梱包材のまとめとなります。
ほとんどのアイテムが百円均一ショップのダイソーやセリア、あるいはホームセンターで購入可能なものばかりですので、荷造りを始める前には、一括で購入して用意をしておくのがおすすめです。