引越しの際に不要となる物は多くでるかと思いますが、それらの内で大型の物(目安は1辺が30センチの箱に収まらないサイズ)は、一般ゴミとして回収してもらうことができません。
そのような大きなサイズの物は『粗大ごみ』に該当しますので、市町村の窓口へ別途回収をお願いする必要があるんですね。依頼方法については、次の記事で詳しく解説していますので、そちらをご参考にしてください。
引越し1ヶ月前までに粗大ごみの処分を依頼しよう
ただし、サイズが大きければどんな物でも粗大ゴミとして出せるわけではありません。実は以下に示す4つの家電製品については異なる処理が必要となります。
エアコン、テレビ、冷蔵庫(冷凍庫)、洗濯機(乾燥機)
それら4点は『家電リサイクル法』の対象であるため、ゴミとして処分するのではなく、リサイクルをすることが法律で義務付けられているんですね。
そのため、処分をするためにはリサイクルが必要となりますし、その方法も異なってきます。なお、リサイクル費用につきましては、各家電メーカーが定めているので、商品によってまちまちです。
ただ、およそこのくらいという目安はありますので、そちらを以下に紹介します。
■リサイクルな必要な費用の目安
- エアコン…2,000~3,500円
- テレビ…2,000~4,000円
- 冷蔵庫…4,000~6,000円
- 洗濯機…2,500~3,000円
※ 料金はあくまでも目安のため、正しい金額はメーカーへの確認をお願いします
なお、リサイクルをしてもらうために手続きについては、3種類の方法があります。以下に各方法について、詳しく解説しますので、家電の処分を考えている方はご参考にしてください。
3つの家電リサイクルの手続き方法
1.買い替える店で処分を依頼する
家電製品を買い替えて古くなった物が不要になった場合には、買い替える店で処分を依頼するのが良いでしょう。店によっては運搬に必要な料金をサービスをしてくれるケースもあるため、そのような場合には費用を抑えることも可能です。
手続きの手間も少ないため、買い替える場合にはこちらの方法で処分することをおすすめします。
2.役所に依頼する
続いての方法は、役所に依頼する方法です。各役所に家電リサイクルの担当窓口があるのはずですので、そちらに問い合わせをして処分方法を確認するようにしましょう。
なお、役所に依頼する場合には上記のリサイクル料金に加えて、運搬料も必要になります。運搬料がいくらになるかは、自治体や処分する物のサイズによっても変わってきますので、問い合わせの際に確認するようにしてください。
3.自分で指定取引所に運搬する
最後の方法が自分で指定取引場所まで、リサイクルする家電を運搬するというやり方です。この方法なら、運搬費用は必要ありませんので、リサイクル料金だけで済みます。
なお、指定取引場所については各自治体に確認すれば教えもらうことが可能です。
以上が家電リサイクル法の対象となっている4つの製品の処理方法になります。
なお、テレビはブラウン管のみが、リサイクル対象と思っている方が多くいますが、液晶テレビやプラズマテレビもリサイクルの対象です。粗大ごみで捨てても回収してもらうことはできませんので、その点は間違えないようにしましょう。